2004 年 1 月の履歴もしくは日誌 / おのひろきおんらいん
この FOAF Auto Discovery だけど,link 要素で rel="meta" type="application/rdf xml" なのが 2 つ以上あってもいいのかな? ぼくのところは,ひとつが FOAF でひとつが RDF によるメタデータとしていたんですが,http://onohiroki.cycling.jp/info/weblog.rdf と http://onohiroki.cycling.jp/info/foaf.rdf が関連づけされなかったみたい.
FOAF Auto Discovery もいいけれど,RSS はメタデータなんだから,RSS の中の記述から直接 FOAF の関連を拾えても良いんぢゃないかと思います.サービス提供側から,RSS にこういう記述をすると FOAF と関連づけられますっていう提案をしても良いのではないかと. RSS なら foaf:maker で著者を表して,その著者の foaf:Person の rdf:seeAlso から FOAF ファイルを見つけて関連づけるというのが,メタデータらしい感じです.
foaf:maker については 当初のリリースノート に書いたとおり、正しい方法だとおもっていますし実装自体はそれほど難しくはないと思ってます。
ただ FOAF の場合、ボキャブラリがたくさんあって記述の柔軟性が高く、すべてのパターンに対応するのは難しいかなとおもい、メンテナンスコストと実際に対応できる RSS Feed が割にあわないので採用を見送りました。
本来は,メタデータである RSS に Trackback Ping も含んでいると便利だったのでは.それが無いから Trackback Auto-Discovery を利用している訳です.そして,RSS に Trackback Ping URL を含んでいても Bulkfeed は利用しません.そういう実装がマイナーというか,ぼくの所以外にはないからかな.この点は残念です.
これはマイナーであるということもありますが(News-Handler では trackback:ping が採用されています。また自分の運営している Shibuya.pm でも埋め込んでいます)、単純にデータベースの実装上、アイテム1個1個の item 情報をすべてクロール時に格納しているわけではないため、
- item の ID => RSS を探索 => cache ファイル => parse して trackback:ping
- item の Permalink を GET (cache つき) => Auto-Discovery
では後者の方がコスト的にも実装も楽ですし、対応しているサイトが多いためです。前者では時間がたつと古い item が RSS から消えてしまうので対応できませんし。
# まあ、両方やるという選択肢はあるわけですけど
蛇足ですが、
本来は,メタデータである RSS に Trackback Ping も含んでいると便利だったのでは.それが無いから Trackback Auto-Discovery を利用している訳です.
というのは必ずしもそうではないとおもいます。RSS から ping というのであればもちろんそうなんですが、Movable Type など Bookmarklet では、
HTML から Trackback Ping URL を取得する必要があるわけで、これが RSS を経由しなければいけなかったらば不便だったとおもいます。
サービスが実際に機能する為には,現状の実装を基に対処するのは当然ですが,本来の良い方法を提案してもらえると,もっと便利になるんぢゃないかなって思います.具体的なサービスを提供することができる側から Weblog ツール開発者側に提案すれば,とても有意義なんぢゃないでしょうか
それはおっしゃるとおりですね。ともかく現状は
- 最小のメンテナンスコストで最大の効果
が得られるために de facto standard 実装を元にしたインプリを行っています。個人でやっているサービスですから 20の努力で 80 の効果を得たいとおもっています。実装が安定して、かつサービスとしての影響力とかが大きくなってきたら、こちらからアプローチをしていくのもやりたいとは思ってますが。