バッドノウハウとグッドラッパーで何かもりあがってるぽいんですが。
究極的には、エンジニアの価値はバッドノウハウの数で決まるとおもいます。バッドノウハウを蓄積していれば、何かトラブルがおこっても、すぐに対処できます。
e.g)
「何か Apache の mod_foobar 入れたんですけど、うまく動かないんですよね〜。エラーログに意味不明のログがでるんすよ。わかります?」
「あ〜それね。んーとたしか mod_hogehoge 一緒に使ってるでしょ? LoadModule の順番変えればうまくいくよ。原因わからんけど」
「ほんとだ。。神!」
といった具合。別にバッドノウハウを蓄積して「奥が深い」と悦に入る必要はないけど、こうしたバッドノウハウを頭の中(あるいは ChangeLog メモや Wiki といったツールを利用しても可)ですぐにルックアップ可能にしておくこと、またそこまで整理しておくことこそが、エンジニアのトラブル対処能力を向上させる本質的価値だとおもいます。
話は違うのかもしれませんが、Struts みたいな上流層のフレームワークだけつかってアプリを構築していると、ブラウザのバグでキャッシュが消えないだの、Cookie と SSL を併用するとどうたらこうたら、といったトラブルに対処できず、みたいな話に似ているのかもしれませんが。
とっても蛇足的に書きますが、結城さんとsatoruさんが書いてることは本質的に同じだとおもいます。satoruさんが「バッドノウハウはよくない」といっているのは、UNIXのツール開発者としての立場であって、ユーザとしては Bad knowhow is fun. な姿勢でもあるということで。