October 18, 2004

Gmail が DomainKeys による署名を開始

スラッシュドット ジャパン | GMailがDomainKeysによる電子署名を開始

Google のウェブメールサービス Gmail が、Yahoo! の提唱する電子署名技術 DomainKeys による署名の実施を開始したとのこと。

Gmail から送信されるメールには、

DomainKey-Signature: a=rsa-sha1; c=nofws; 
  s=beta; d=gmail.com; 
  h=received:message-id:...:content-transfer-encoding;
  b=akrk...............Ck

という感じで(一部略) メッセージのダイジェストが RSA によって生成されて DomainKey-Signature: ヘッダに付加されてます。

公開鍵のほうは、

% nslookup
> set q=TXT
> beta._domainkey.gmail.com
beta._domainkey.gmail.com text = "t=y\; k=rsa\; p=MIGfMA0GCSqGSIb3DQEBAQUAA4GNAD
CBiQKBgQC69TURXN3oNfz+G/m3g5rt4P6nsKmVgU1D6cw2X6BnxKJNlQKm10f8tMx6P6bN7juTR1BeD8
ubaGqtzm2rWK4LiMJqhoQcwQziGbK1zp/MkdXZEWMCflLY6oUITrivK7JNOLXtZbdxJG2y/RAHGswKKy
VhSP9niRsZF/IBr5p8uQIDAQAB"

という具合に DNS で公開されてるので、これで verify すれば OK ですね。しかし Gmail のアカウントはスパマーもとることができるので、自分宛に送信してダイジェスト値を取得して、まんまコピペして SPAM 送信しちゃえば、フィッシング対策という DomainKeys の意味がなくなってしまうところはちょっと問題ありかも。この場合は SPF と組み合わせる必要もありですね。

ついでに、gmail.com の TXT レコードを引いてみると SPF (Sender Policy Framework) も記述してありました。

> set q=TXT
> gmail.com
gmail.com text = "v=spf1 a:mproxy.gmail.com a:rproxy.gmail.com ?all"
Posted by miyagawa at October 18, 2004 05:34 PM | Permalink | Comments (0) | TrackBack(0)
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