Google, Yahoo!, Microsoft と Web 2.0 な話題がつづいてましたが、Etech にあわせてか、Amazon (A9) がサーチと RSS のテクノロジー A9 OpenSearch をリリース。
要するに、サーチのクエリや URL を指定する XML (OpenSearch Description) を指定し、その検索結果は RSS 2.0 とモジュール で返す、というもの。
ユーザはログインすることで、すでに OpenSearch に対応しているエンジン を好きに選択して自分のカラムに追加することができる。エンジン開発者は、検索結果のフォーマットをちょいといじれば、A9 のユーザに使ってもらうことができる。Hacker (Etech 風にいうと Remixer) であれば、これらのエンジンを使ってメタサーチサイトを作ったり、自分のプロダクトに組み込むのが容易になる。でもって、A9 はユーザエクスペリエンスを向上させることができる、と。
というわけで Bulkfeeds はすでに 対応 したので A9 で使いたい方はどうぞ(マルチバイトが化けますがこれは A9 のバグで、現在修正対応中とのメッセージをもらいました→ 3/17 修正されました)。Bulkfeeds ではもともと検索結果に bulkfeeds: の namespace でページング要素をいれてあったので、RSS 2.0 テンプレートをつくって openSearch に置き換えるだけでした。あとは Description ファイルをこちら につくって submit しただけ。
この A9 の戦略、なかなかクレバーだなあと感じます。検索エンジン側で「うちはこういうの出すんであんたんとこもあわせて」といってやるのはちょっと難しい気がするんですが、Amazon という巨人のほうから、A9 に載せるというインセンティブを出すことで各ベンダーがそれにあわせる。そして結果その規格自体もオープンになってる、と。
とりあえず技術的な部分でいうと、
- クエリは UTF-8 で送られるってことが規格に書いてない
- A9 に submit されたエンジンの Description URL リスト (OPML 的な) はどこでとれる?
- Auto-Discovery の機構はないかしら
というあたりを調査&リクエスト中。
日本でも転職サイトなんかが対応しはじめましたね。
http://blog.nioh.jp/index.cgi/news/20050421_hs.html