先週の水曜日に US TypePad がバージョンアップしました。今回のリリースは 7月に本社で行った Scratchathon で実装された機能が中心になっています。
So we decided to have a one-day hacking session that we called a Scratchathon--as in, scratching an itch. We stopped the usual project work for a day, and engineers on all of our products spent the day working on features like those described above. The focus for this session was on implementing relatively small features and/or fixes that would have a big impact for ourselves, our customers, and our support staff, and the explicit goal was to quickly channel these features into a product release.
Six Apart では San Francisco・東京・パリでたくさんのプロジェクトが同時に動いていますが、この作業を1日だけ停止して、全プロダクトのエンジニアがハックマラソンに集中します。今回は San Francisco オフィスだけで、TypePad, MT, LiveJournal のエンジニアが参加しました。
この1日で実装する機能は、「長い間カスタマーが要望してきたちょっとした修正」や「誰もがほしいと思いながら実装してこなかった機能」のうち1つを選びます(社内の Wiki や FogBUGZ でリストが定期的に更新される)。その1日で実装をある程度完了できることが重要になってきます。(リリースまでには完全な QA や各国語への翻訳、ユーザにどう伝達するかのマーケティングプランやその結果のフィードバックなどを内部で経るため、実際には1ヶ月ほどかかります)
はてなの近藤さんが 連続的・非連続的な開発 ということで合宿での開発の話をよく出されていますが、こういう日常的なタスクから開放されての定期的 Hackathon はかなり効率的ですね。(はてなの場合は新プロダクトを合宿で、というケースが多いようですが、Six Apart では既存プロダクトの改善を Scratchathon でやっているところが面白い違いかもしれません) 用事のない週末は Ben の家にいって Hack したりしてます。
私はこの Scratchathon の日は San Francisco にいなかったのですが、日本にいる間にブランチで開発していた Podcasting サポートをこのリリースに取り込むことができました。インタビューも掲載 されていますが、MP3 ファイルをエントリ中にアップロードしてリンクするだけで、RSS 2.0 が生成されて Podcast をはじめることができます。ストレージや bandwidth の拡張を消費するにはもってこいでしょう。そのほかの機能は Everything TypePad から。