高林さんの学校では教えてくれないバッドノウハウ英語 シリーズに追い越されそうになってきましたが、第4回です。
今回は "Works for me" をとりあげます。Bugzilla や Trac などのバグトラッキングシステムになじみの深い人であれば、日常的によく目にしているフレーズかもしれません。"僕のところでは動くよ" という意味です。
"This bug is not reproducible. Works for me." (このバグうまく再現できないな。僕のところでは問題なく動いてる)
Bugzilla や Trac などではバグを reject する理由の1つとしてこの Works for me があり、worksforme という単語になっていたりします。wfm と略す使い方もあるみたいですね(僕の社内ではきいたことがありません)。
Google Code Search してみると、面白い使い方がたくさんみつかりますね。
476: # I have no idea of the portability of # this stuff, but it works for me...
「このコードがポータブルかどうかわからんけど、まあ僕のところではとりあえず動いてる ...」
また Works for ... はほかにもスケジュール調整なんかで使える表現で、
"I'm free this afternoon--want to meet around 1?" "Works for me." (「今日の午後はあいてるけど、1時ぐらいにミーティングしない?」「問題ないよ」
という感じ。またライブラリやモジュールなどがどのプラットフォームで動くか、というときにも使えます。
"This works for systems with /usr/bin/chflags (i.e. BSD4.4 systems)." (このコードは /usr/bin/chflags があるシステム、つまり BSD4.4 で動く)
Perl 5.6.1 still works for AmigaOS (as does the 5.7.2). (Perl 5.6.1 は AmigaOS でまだちゃんと動く (5.7.2 もだけど))