February 22, 2008

ZDNet builder tech Day で講演します

もう来週の話なのですが、ZDNet さんとシックスアパート共同で Open API and Beyond というテーマのデベロッパー向けカンファレンスを開催します。

Six Apart のUSオフィスからはわたしと David Recordon が来日して基調講演やパネルディスカッションで話をする予定です。David は去年 Verisign にいたころに来日していたようですが、実際にこうしたカンファレンスで講演するのははじめてだとおもいます。OpenID や Social Graph などのテクノロジーに関する考えを直接聞けるのはとてもエキサイティングだとおもいますので、ぜひご登録ください。

第二部ではビールと軽食を用意してスピーカーや参加者のネットワーキング、それにくわえてライトニングトークのスピーカーも募集しています。OpenID や Social Graph、また各 Web 2.0 サービスの API をつかったマッシュアップなどのネタを5分でプレゼンしていただける方を募集してます。こちらも案内ページからどうぞ。

Posted by miyagawa at 05:19 PM | Comments (0) | TrackBack (0)

February 17, 2008

Mac mini を iTunes ジュークボックスにするベストプラクティス?

会社で使うメインマシンを Mac Book にしてから、複数のパソコンに音楽ソースを分散させることのデメリットを痛感。というわけで ThinkPad X40 (現在は自宅の作業用マシンとして活躍中)と外付けHDDに入っていた iTunes ライブラリを Mac mini に全部移行して、会社から Simplify Media つかって聞けるようになって至極快適です。(日本語UTF-8 のMP3タグの扱いとかにまだ問題はある)ちなみに移行も多少面倒だったんだけどその辺は Vox の方にエントリしました。

で、次は家にいるときに音楽を聴くのも Mac mini から iTunes で普通に再生 (オプティカルでアンプにつながっているので AirTunes を通す必要はない)でシンプルなんだけど、画面が素の Mac のままではどうもさびしい。というわけでアートワークとか表示させたいわけです。で、いろいろ模索してみてるんですが、これといった決め手がなかなかない。ちなみに Tiger 10.4.11 に iTunes + Tune-up パッチで動かしてます。

1) Front Row

Front Row

まずは Front Row。Remote Buddy というソフト(Mac mini をメディアセンターPCにしたい人にはオススメ!)をつかっている関係でメニューボタン長押しでは起動しないのがアレですが、見た目はいちばんほしいものに近い。

ただこれ、起動するのがめんどいのと実際にアーティストやアルバムが 500枚単位とかになってくると、 Front Row で探すのめんどくさすぎ。あとなんか微妙に反応が鈍い(これは iTunes ライブラリが 20G くらいになってからどのやり方でも共通の問題なんですが、たぶん外付け USB 2.0 HFS のドライブにマウントしてるからだとおもう)のでイラっとする。あときいているときにレーティングとかつけられないのもちょっと不便。実際は Remote Buddy のメニューからレーティングつけられるので、まぁいいのですが。

→やっぱり長押しで起動できると便利なので、Remote Buddy でアサインした。これで再生中にメニューHOLD, クリック2回でこの画面にいけるようになった。あとは下にでてくるプログレスのスライダー邪魔だなぁ。コレが消せれば Front Row でいいかも。

# Front Row だけ Cmd + Shift + 3 でキャプチャとれなかったのでデジカメ撮影

2) Cover Flow

Cover Flow

Cover Flow も見た目はかっこいいですね。ただせっかく iTunes ライブラリでアルバムを選択していても、Cover Flow を選択した瞬間全ライブラリ選択になってしまうので、曲順とかがなんかめちゃくちゃになって、使い物にならない。プレイリストをつくったり、検索でしぼりこんだりすればまあなんとかなるけど、そうすると他のアルバムがでてこないのでなんか Cover Flow の意味ないなぁという。 Leopard の Universal Cover Flow もそうですが、実際に見た目がかっこいい以外に使いこなせなさそうなのが Cover Flow の一貫した印象。

→ アルバムやアーティストでソートすることでアルバム順の再生はキープできるようになった。アーティストでソートするとコンピレーションの場合にうまくいかないですが。。

3) Remote Buddy

Remote Buddy

Remote Buddy の iTunes メニューは Rating をするメニューがあって、そこでアートワークも表示してくれる。やりたいことは大体これ、って感じですが最大化してもこの大きさなのでフルスクリーンにならない(Synergy で Windows にもどってくると画面真ん中にカーソルが残る、とか)のがいまいち不満といえば不満。

4) Remote Buddy Menu + Visualizer

Remote Buddy + Visualizer

というわけで iTunes ビジュアライザをフルスクリーンにして、その上に Remote Buddy メニューを表示してみた。まぁこれなんとなくいいかも、という感じですがビジュアライザがなんか目にうるさいなぁというのが曲によってはありますね。ビジュアライザの設定をいじって静かな感じにできるといいかも。

5) Cover Version

ここまで書いて、ふと Google で "iTunes Artwork Visualizer" で検索してみつけたのが Cover Version。なんだこれでできるじゃん、とおもってためしてみたんだけど、結果は、

Cover Version

うーん、なんかおしい(フルスクリーンはキャプチャできないのでウィンドウで)。曲名の出る場所が下すぎるとか、曲のスライダーが出てほしいとか細かいところが若干きになるなぁ。

... このエントリを書いた後さらに iTunes プラグインディレクトリみたいなところからたどって、

6) Jewelcase

iTunes Jewelcase

Jewelcase というビジュアライザプラグインを発見。なんでもシェアウェアな Mac 文化かよ! と一瞬おもいかけたけど $10 はドネーションということみたいですね。これはデフォルトの表示もかっこいいし、いろいろエフェクトも設定できるのでいいなぁ。デフォルトのフォント(Helvetica) だと日本語が化けてorzったんだけど、Copperplate あたりに変更したらちゃんと表示されました。

ただこのビジュアライザ有効にするといちいち「フルスクリーンで実行する」オプションが無効化される気がする。いつもフルスクリーンで実行したいのに!あとアルバムの曲間でのエフェクトがちょっとうっとうしい気がするなぁ。

7) Awaken

Awaken

コメント欄でとおる。さんに教えてもらった Awaken。情報はコンパクトにまとまっていていいですね。ただこれ iTunes ビジュアライザというわけじゃないので、iTunes で曲を選んでフルスクリーン、という風にはなかなかできなくて今回の用途とは微妙にちがうかもなぁ。

8) BackRow

Apple TV のソフトウェア 1.1 をハックして Mac で動くようにした BackRow を使うと、Apple TV 風の UI で操作できるみたいですね。Front Row の改良版といった感じでしょうか。システムの Front Row を置き換えてしまうのでちょっとまだ入れるのを躊躇してますが、最近アップデートした take 2 のUI 対応版がでたら試してみたいかも。

9) Jacket

Jacket

これは日本の人がつくっているらしいシンプルなプラグインですね。アートワーク以外にも自作で用意した画像を表示する機能とか、自動で Amazon Web Services から検索する機能もあるみたいですが、はずした状態でもとくに問題なくいけてますね。フォントを Lucida とかにしても日本語も化けないしいい感じ。

で、シンプルでいい感じだけど、Jewelcase をインストールしているとなにやら干渉しあっている模様。というか Jewelcase いれてるとそもそも他のビジュアライザ終了時にのっとられてしまいますな。ただなんかこのJacket プラグイン、設定を変更して保存しても iTunesを再起動するともとにもどってしまう。。。

というわけで基本的にはただフルスクリーンでアートワークがでてきて、リモコンで 次・前の曲選んだりできればそれでいいんだけど。Apple TV は take 2 のソフトウェアアップデートで AirTunes のアートワーク表示 がついたみたいですが、まさにこんな感じ。

Posted by miyagawa at 04:43 PM | Comments (10) | TrackBack (0)