April 04, 2008

Amazon MP3 のすごさをもっと知るべき

Amazon MP3 がすごい。iTunes Store もいいが、Amazon MP3 が出てからはめっきり iTS で買うことが少なくなった。DRM がないから PC, Mac, iPod とコピーしたり SlimServer ごしに会社から家のライブラリに聞いたり、会社の IM/IRC で」このアルバムいいよ」って同僚におしえて iTunes share で共有したりが簡単にできる。月に 5-6枚のペースでアルバム買ってる。

私的録音補償金を縮小しつつ DRM でコピー管理、とか言ってる国の人は5年は遅れてる(の上、間違った方向に進んでいる)ことをはやく自覚してもらいたい。

Amazon MP3 はすべてのアルバムを 1曲$.99、アルバム単位では $8.99-9.99 から、256kbps の MP3 DRM なしで販売している。Windows/Mac/Linux (Ununtu etc.) のダウンロードソフトウェアがあって、ダウンロード後 iTunes に自動登録、すべての曲にアートワーク情報がついている。だから Mac で iTunes を使っているからという理由で iTunes Store を使わなくてはいけない理由にはならない。

Amazon が DRM フリーで配信しているからといって、Amazon でダウンロードした MP3 が海賊版として BitTorrent に流れたか? そんなことはない(一応 MP3 の ID3 タグに購入者ID らしきものを発見したという報告あり)。そもそも海賊版に流そうと思えば CD を買ってきてリッピングすれば同じことはできるし、そもそもアメリカの CD はいまや $10 を下回っていて、たんに配信サイトで買うかどうかは利便性やデータのバックアップのしやすさ、でしかない。

CDにプロモーションビデオのDVDつけて3500円。初回限定版は3種類の特典がランダムに、とかそんなんでファンからお布施とろうなんてのはまったく間違ってるんですよ。

日本の中高生の違法着うた利用率は 40%? それはいわゆる「合法」配信サイトの値段づけやラインアップに問題があるのではないのか? 「買いたいというほどじゃないけど、ただでダウンロードできるところがあったから落としてみた」っていう認識が大半じゃないだろうか。その数字だけを一人歩きさせて、「この利用率から推定するにこれだけの売り上げが違法サイトによって失われた」というのは詭弁です。

Posted by miyagawa at 08:55 AM | Comments (12) | TrackBack (0)